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左手のしびれの原因は?考えられる病気や危険な症状、何科に行くべきか解説
① 左手のしびれが起こる原因とは?考えられる主な病気を解説
「左手だけがしびれるけれど、何が原因なんだろう?」と不安になることがありますよね。手のしびれは、首から手にかけて走る神経の圧迫や、手首・肘の神経障害など、さまざまな原因で起こると言われています。
首の神経が圧迫される頚椎症性神経根症
首の骨の変化によって神経根が圧迫されると、肩から腕、手指にかけて痛みやしびれが出ることがあります。首を後ろへ反らしたときに症状が強くなるケースもあるようです。
手首の神経が圧迫される手根管症候群
「親指、人差し指、中指あたりがしびれる」という場合には、手根管症候群も原因の一つとして考えられます。特に明け方にしびれや痛みが強くなり、手を振ったり指を動かしたりすると軽くなることがあると言われています。
肘の神経が圧迫される肘部管症候群
小指や薬指の一部にしびれがあるなら、肘の内側を通る尺骨神経が関係しているかもしれません。肘を曲げた状態が長く続くなど、神経への圧迫や牽引が影響するとされています。
首から腕にかけて神経や血管が圧迫される胸郭出口症候群
腕を上げたときに手や腕がしびれたり、肩や肩甲骨周辺が痛んだりする場合は、胸郭出口症候群が考えられることもあります。神経だけでなく血管が圧迫され、手の色が変化するケースもあるようです。
糖尿病やビタミン不足など全身の病気が関係する場合
「首や手首に問題があるとは思えないのに、しびれが続く」という場合もあります。糖尿病やビタミンBの欠乏など、内科的な原因によって末梢神経に障害が起こり、しびれにつながることもあると言われています。
脳梗塞など脳の病気が原因で起こることもある
左手だけのしびれだからといって、すぐに脳の病気と決めつける必要はありません。ただし、突然しびれが現れたり、顔や足にも症状が出たりする場合は、脳血管障害など頭の中の病気も考える必要があります。症状の出方によっては、早めに医療機関へ相談することが大切です。
左手のしびれは「どの指がしびれるのか」「首や肩にも症状があるのか」「いつから始まったのか」などによって考えられる原因が変わります。しびれが繰り返す、長く続く、力が入りづらいといった場合は、自己判断で様子を見続けず、一度相談してみましょう。
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「胸郭出口症候群」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「胸郭出口症候群」
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② 左手のしびれはどこがしびれる?指や症状の出方から考えられる原因
「左手がしびれるけれど、どの病気なのかわからない」と感じることがありますよね。実は、しびれている指や範囲、首や肩の痛みの有無、しびれが起こる姿勢などによって、考えられる原因は変わると言われています。
親指・人差し指・中指がしびれる場合は手根管症候群の可能性
親指・人差し指・中指と、薬指の親指側にしびれが出ているなら、手首を通る正中神経が関係している可能性があります。代表的なものが手根管症候群です。特に明け方にしびれや痛みが強くなり、手を振ったり指を動かしたりすると軽くなることもあるとされています。
薬指・小指がしびれる場合は肘部管症候群の可能性
「小指と薬指だけがピリピリする」という場合には、肘の内側を通る尺骨神経が関係していることがあります。肘部管症候群では、初期から小指と薬指の一部にしびれが出ると言われています。肘を長時間曲げたままにするなど、神経への負担が影響するケースもあります。
手のひらや手全体がしびれる場合に考えられる原因
「指だけではなく、手のひら全体がしびれる」「手から腕まで広がっている」という場合は、手首だけでなく首の神経や胸郭出口など、より上流の神経が関係していることもあります。日本整形外科学会でも、手の甲や前腕、上腕までしびれる場合には頚椎の病気や胸郭出口症候群などが考えられるとされています。
首や肩の痛みと一緒に左手がしびれる場合
「首や肩が痛くて、そのあと左手までしびれてきた」というときは、首から出る神経が関係している可能性もあります。頚椎の病気では、首だけでなく肩から腕、手にかけて症状が出ることがあります。しびれと一緒に首を動かしたときの痛みや腕の力の入りづらさがある場合は、整形外科などで相談するとよいでしょう。
腕を上げたときや特定の姿勢でしびれる場合
「洗濯物を干していると左手がしびれる」「腕を上げているとビリビリする」といったケースでは、胸郭出口症候群などが関係することもあります。胸郭出口症候群では、腕を上げる動作でしびれや肩・腕の痛みが生じることがあると言われています。
しびれる場所だけで原因を自己判断しないことも大切
しびれている指を見れば原因がすぐわかる、というわけではありません。同じ「左手のしびれ」でも、神経が圧迫されている場所や症状の出方によって原因は異なります。また、片側の手足のしびれなどでは、脳の病気が関係する場合もあるため注意が必要です。しびれが長く続く、繰り返す、力が入りづらいといった場合は、自己判断だけで済ませず医療機関へ相談しましょう。
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「手根管症候群」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「手根管症候群」
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「胸郭出口症候群」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「胸郭出口症候群」
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③ 左手のしびれで注意したい危険な症状|脳梗塞の可能性は?
「左手がしびれるだけなら、少し様子を見てもいいかな?」と思うかもしれません。実際、手のしびれは首や肘、手首などの神経が関係している場合もあります。ただし、突然起こったしびれには注意が必要です。
突然、左手だけにしびれが出た場合は注意する
「さっきまで何ともなかったのに、急に左手がしびれてきた」という場合は、発症した時間を確認しておきましょう。脳卒中では、片方の手足や顔に突然しびれが現れることがあると言われています。しびれが短時間で軽くなったとしても、自己判断で済ませないことが大切です。
左手のしびれに顔のゆがみやろれつが回らない症状を伴う場合
「左手のしびれに加えて、顔の片側がおかしい」「言葉がうまく出てこない」と感じたら、特に注意してください。こうした症状は脳卒中でみられる代表的な症状とされています。
左手のしびれと一緒に足にも力が入りにくい場合
左手だけではなく、同じ側の足にも力が入りにくい、歩きづらいといった症状が急に現れた場合も注意が必要です。「足元がふらつく」「立っていられない」という状態も脳卒中の症状として挙げられています。
激しい頭痛やめまい、意識の異常を伴う場合
「手のしびれだけだと思っていたら、突然ひどい頭痛がしてきた」というケースもあります。経験したことのないような激しい頭痛や、急なふらつき、意識がぼんやりするといった症状を伴う場合は、早急な対応が必要になることがあります。
胸の痛みや息苦しさを伴う場合も早めの対応を検討する
胸の痛みや息苦しさが加わっている場合は、神経だけの問題とは限りません。心臓や循環器に関係する病気でも胸痛や息苦しさがみられることがあります。「いつもと違う」と感じる症状が重なっているなら、無理に様子を見続けないほうがよいでしょう。
危険な症状がある場合は様子を見ず救急医療機関へ相談する
「脳梗塞かもしれないけれど、違ったら恥ずかしい」と迷う必要はありません。突然の片側のしびれに顔のゆがみ、言葉の異常、歩きづらさなどが加わった場合、日本脳卒中協会は脳卒中を疑って救急車を呼ぶよう案内しています。症状が出た時刻も伝えられるようにして、早めに対応しましょう。
引用元:公益社団法人 日本脳卒中協会「脳卒中の主な症状」
【⭐︎参考記事】日本脳卒中協会「脳卒中の主な症状」
引用元:公益社団法人 日本脳卒中協会「10月は『脳卒中月間』」
【⭐︎参考記事】日本脳卒中協会「10月は『脳卒中月間』」
引用元:一般社団法人 日本循環器学会「一般のみなさまへ 各疾患のご案内」
【⭐︎参考記事】日本循環器学会「一般のみなさまへ」
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④ 左手のしびれがあるときの対処法|悪化させないためにできること
「左手のしびれが気になるけれど、まず自分でできることはない?」と思いますよね。しびれの原因は首や肘、手首などさまざまなので、まずは神経に負担をかける姿勢や動作を見直してみましょう。
長時間同じ姿勢を続けないようにする
デスクワークやスマホ操作などで同じ姿勢が続くと、首や肩、腕に負担がかかることがあります。「気づいたら何時間も同じ姿勢だった」という人は、こまめに姿勢を変えるよう意識してみてください。
スマホやパソコンを使うときの姿勢を見直す
「スマホを見ていると左手がしびれる」という場合は、首を前に出した姿勢や腕の位置を一度確認してみましょう。画面を長時間見続けるのではなく、途中で休憩を入れることも大切です。
肘を長時間ついたり深く曲げたりしない
肘の内側には尺骨神経が通っているため、肘への圧迫や長時間の曲げ姿勢がしびれにつながることがあります。特に小指や薬指にしびれがあるなら、肘を机につく習慣がないか振り返ってみましょう。
手首を強く曲げた状態を長時間続けない
手首には正中神経が通っており、圧迫されると手根管症候群につながることがあります。親指から薬指の一部にしびれがある場合は、手首を長時間曲げたままにしないよう心がけましょう。
痛みやしびれが強いときは無理なストレッチを控える
「しびれるなら、ストレッチで伸ばしたほうがいいのでは?」と考えるかもしれません。ただ、原因がわからない状態で無理に伸ばす必要はありません。しびれや痛みが強くなる動作はいったん控え、まずは負担を減らすことを優先しましょう。
セルフケアを続けても改善しない場合は医療機関へ相談する
一時的なしびれで自然に落ち着く場合もありますが、長く続く、何度も繰り返す、力が入りにくいといった症状があるなら注意が必要です。日本整形外科学会でも、一過性ではない上肢のしびれは放置せず相談するよう案内しています。
「姿勢のせいかな」と思っていても、左手のしびれにはさまざまな原因が考えられます。セルフケアだけで改善しない場合は、整形外科などで症状を確認してもらうとよいでしょう。
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
【⭐︎参考記事】日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「手根管症候群」
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引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「肘部管症候群」
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⑤ 左手のしびれについてよくある質問|何科に行く?改善しないときは?
左手のしびれが続くと、「病院へ行くなら何科?」「そのうち改善するのかな?」と迷ってしまいますよね。ここでは、来院先や検査についてよくある疑問をまとめました。
左手のしびれは何科に行けばいいですか?
「とりあえずどこへ行けばいい?」という場合は、まず整形外科が選択肢になります。首や肩、肘、手首などの神経が圧迫されているケースもあり、整形外科ではこうした運動器の症状を診てもらえます。しびれが続いているなら、様子を見続けるより一度相談してみるとよいでしょう。
左手のしびれは整形外科と神経内科のどちらに行けばいいですか?
首や手首、肘などに痛みがある、特定の指だけがしびれるといった場合は整形外科が向いていると考えられます。一方、「手だけでなく足もしびれる」「力が入りにくい」など、神経そのものの病気が気になる場合は脳神経内科も候補です。迷ったときは、症状を伝えて相談してみましょう。
左手のしびれが続く場合は脳神経外科に行ったほうがいいですか?
左手のしびれが続いているからといって、必ず脳神経外科に行く必要があるとは限りません。脳や脊髄の病気が疑われる場合や、手術が必要と判断された場合などに脳神経外科が関わることがあります。まずは整形外科や脳神経内科で相談する方法もあります。
左手のしびれが一時的なら来院しなくても大丈夫ですか?
寝ている間に腕を圧迫していて、姿勢を変えたらすぐにしびれがなくなった。このような一時的なしびれは、血行が一時的に悪くなったことによる場合もあると言われています。ただし、何度も繰り返す、しびれが長引くなどの場合は「いつものこと」と決めつけず、相談しておくと安心です。
左手のしびれは自然に改善することがありますか?
原因が一時的なものであれば、自然に改善するケースもあると言われています。ただ、しびれの原因は神経の圧迫や脊椎の病気、末梢神経の病気などさまざまです。「そのうち改善するだろう」と長期間そのままにするのは避け、続く場合は来院を検討しましょう。
左手のしびれが改善しない場合はどのような検査をしますか?
まずは、いつから・どこが・どのようにしびれるのかを確認します。そのうえで必要に応じて、レントゲンやMRI、CTなどの画像検査、神経伝導検査、筋電図、血液検査などが行われると言われています。どの検査をするかは、しびれの場所や症状、原因によって変わります。
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会
引用元:一般社団法人 日本神経学会
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